双つのレンズの向こうには。

 

 

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お引越し準備を進める、
旧くて小さなお家から。

古い革や色の剥げた鉄の質感に惹かれます。
鈍色の金物部分や繋ぎ目、
オブジェのようなそのフォルムにも。

かつての少年の冒険を覗いてみたくて
そっと両眼に当ててみる。

ぼんやり曇ったレンズの向こうに
家主のおばあちゃんと白髪頭の息子さん、
優しい笑顔が見えました。

皆んなが大切にしてたもの、
引き継がせていただきます。

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JUGEMテーマ:ビンテージ 古着

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Glassware060611

 

 

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Glassware060611

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鈍色 ーにびいろー

 

 

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古い金物をざっと集めて。

使い込まれた金属だけが
放つことのできる
鈍い色彩を
鈍(にび)色と言います。

古い道具と
古い日本語の美しさを
ゆっくり感じる週末の午後。

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物語を味わう器。


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 ブルー ウィロー。

中国を彷佛とさせる絵柄ですが、
実は生まれは1780年の英国。
陶磁器メーカー、ミントンの創始者
トーマス・ミントンが創作したといわれてます。

異国情緒あふれるパターンは、
たちまちヨーロッパ中の人々を魅了し、
ウェッジウッドやロイヤルドルトンなど
数多くのメーカーが、競うように
同じパターンの食器を生産しました。

ここ日本にも江戸末期に伝わった後、
瀬戸や多治見などで大量に生産されたため、
目にしたことがある方も
多いのではないでしょうか。

時を経て、
海を渡り、
作り手が変わっても
必ず描かれる
柳、二羽の鳥、楼閣、橋、小舟、そして3つの人影。

そにには
哀しい恋のお話が隠されています。


舞台はむかしむかしの中国。
柳やオレンジの木などが植えられた
それはそれは立派な楼閣(画像 右)に
クーン・セという美しい娘が住んでおりました。

クーン・セは
父親の秘書である若者チャンと恋に堕ちます。

クーン・セの父親は有名な高官でしたが、
裏で賄賂を取り立てる悪辣な男でした。

あるときクーン・セの父親は、
自身の悪事を知りすぎたチャンに解雇を言い渡します(※1)。

チャンが楼閣を去る前の晩、二人は永遠の愛を誓い、
クーン・セの侍女の助けを借りて逢瀬を重ねておりました。

二人の密会を知った父は激怒し、
クーン・セを敷地内の館に閉じこめ、
庭に高い塀を巡らせたあと(画像下 ※2)、
軍人ター・ジン(※3)と娘の政略結婚を画策します(※4)。

クーン・セに許されたのは、庭と茶室の往来のみ。
家と茶室を隔てるように流れる小川(画像 中央)に
チャンは愛のメッセージを忍ばせたココナッツの殻を
流しつづけました。

いよいよ婚礼の日。
招待客で賑わう屋敷にチャンはそっと忍び込み、
クーン・セに逃げるよう合図を送ります。

やがて皆が泥酔した頃、
二人は手に手を取って屋敷から逃げ出します。

それに気づいた父親は、怒り狂って
護衛ともども二人を猛追。

純潔を示す糸巻き棒を持つクーン・セ、
婚礼道具であった宝石箱(※5)を持つチャン、
鞭を振る父親。

絵柄には橋を駆けぬける3人の姿が見られます(※6)。


どうにか逃げおおせた二人は、
小舟で離れ小島へと辿り着き、
そこに小さな家を建て、
幸せに暮らしはじめます。

左上、小舟の先に描かれた小さな家がそれ。

のちにチャンは有名な作家になりますが、
その名声はター・ジンの耳にも届いてしまいます。
婚礼の席で恥をかかされたター・ジンは復讐に燃え、
大軍を率いて二人の住む島へ。

チャンは島民の助けを借りて闘いますが多勢に無勢、
ター・ジン勢の兵士によって殺されてしまうのです。

愛する人の訃報を聞いたクーン・セは、
絶望のあまり家に火を放ち、
自らの命を絶ってしまいます(※7)。

その瞬間、チャンとクーン・セの魂は
二羽の不死の小鳥(※8)に姿を変え、
永遠の愛の象徴として
どこまでもどこまでも
天空を舞い続けたのでした。



もし
ウィローパターンを見つけた際は、
この物語を思い出してみてください。


お皿に載せた料理はもちろん
使うたびに
まるで名画を見るような
そんな気分も味わえる
一枚です。



※1/チャンが解雇された理由は、身分違いの一人娘との恋愛を父親に反対されたためとの説もあります。
※2/メーカーによっては柵が描かれていないものもあります。
※3/ター・ジンは裕福な公爵という説もあります。
※4/ター・ジンと婚約させた後に、クーン・セを幽閉したという説もあります。
※5/宝石箱はター・ジンから贈られたという説もあります。
※6/メーカーによっては橋が描かれていないものもあります。
※7/二人を殺したのは父親だという説もあります。
※8/ハトという説もあります。

Willow pattern plate by SASAI IRON STONE CHINA

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SWINGING J&G MEAKIN.
 





お気に入りの食器と
暮らしていますか。


割れてもちっとも寂しくない、
そんな食器と暮らすのは
とても寂しいことだと
雑貨屋店主は思うのです。


さて、先日イギリスより入荷したアイテムをご紹介。
久しぶりのフルセット。

まずは真面目にメーカーのお話。

陶器の生産地として世界的に有名な
英国Stoke-on-Trent(ストーク・オン・トレント)を拠点に
数多くの名品を生み出した老舗陶器メーカー、
J&G Meakin:(J&Gミーキン)。

創立者は、James Meakin(ジェームズ・ミーキン)。
1851年、彼の二人の息子、ジェームズとジョージが
自らの頭文字を冠した J&G MeakinPotteryLtd.を継承し、
英国を代表するメーカーへと飛躍的な成長を遂げます。

しかしながら1970年、ウェッジウッドグループが同社を買収。

1980年には、新しいディビジョンのブランド
"Bull in a China Shop"として生まれ変わり、
J&G MEAKINはその長い歴史に幕を閉じました。


イギリスはもちろん、ここ日本でも
ヴィンテージテーブルウェアを代表する存在として
徐々にその人気が高くなってきています。

写真は、イギリスでも人気の高いSTUDIOシリーズ。

かのミッドウィンター社を牽引し、
ミッドセンチュリーを語る際に欠かすことのできない
Jessie Tait(ジェシー・テイト)氏によってデザインされた
このセットは、直線的なラインが際立つ一品。

抑えた芥子色で描かれたヒマワリは、
人気の高い同シリーズにおいても
あまり見かけない珍しいパターンといえます。


テーブルに咲く大輪の太陽の花、
ぜひ実物をご覧ください。


1960s ENGLAND J&G Meakin STUDIO series tea set
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Just object


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使うための道具が
もっぱら多いのですが


ただ
そこに
在ればいい

そんな思いで
連れて帰るものも
あります。


ただそこに在るだけで
ただそばに居るだけで
勇気や安らぎの源に。


願わくば
遠い異国からやってきた
彼女もまた

誰かにとっての
そんな存在に
なれますよう。


昨日も今日も
その静かな表情をみつめながら、
いつのまにか
穏やかな気持ちになっている
自分自身に
気づくのでした。

France Lourdes聖母像 3,990yen

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レゾン・デートル




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あなたにとって
それが
どのような存在であるか
私には知る由もありません。

人によって
時間の使い方、感じ方、捉え方は
実にさまざま、
だからです。


ただ
私の場合、
よほどのことがない限り、
嘘つきな時計とは
ともに暮らしません。


機能性と審美性。

それは
私が時計に求めるレゾン・デートル。


ただ時を刻むためだけに
存在しているわけでは決してない。


そう思うほど
心を満たしてくれる逸品には
なかなか
出逢えずにいたのでした。



誰もが匙を投げるような
古時計のリストアを
いつもお願いしていた職人さんから
「これ捨てるけどいい?」と言われて初めて目にした
その美しさを忘れることができなくて


剥(は)いでみました。
剥(む)いてみました。



古い古い壁掛時計。
文字盤に覆われていたのは、
これぞの機能美、造形美。


いちばん美しい姿は
見えない部分にこそ
潜んでいました。



逢えて
よかった。




SEIKO社振り子式壁掛け時計 10,500yen
チクタク音もボンボン音も健在です。


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食べる ための 器。


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食べものが載った姿を
イメージする。

特定の日に食す特別なものではなく
ふだん普通に食べてるもので
その姿に
心が躍れば
その器と
暮らすべきだと
思っている。



「 Cul Noir(キュ ノワール)」、

主に18世紀から19世紀後半、
フランスのノルマンディ・オルレアン地方の窯元などで製造されていた古陶。


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「 Cul 」が「 尻 」、「 Noir 」が「 黒 」。

その名の示すとおり、外側(底)に赤味を帯びた黒釉、
内側に白釉がかけられたツートーンが特徴で、
皿、鉢、水差し、スープ用ボウル、マグカップなど
さまざまな形の器が残されているけれど、
現地フランスでも簡単には見つけられない。

さらに修復跡や経年劣化が著しい点もこの焼き物の特徴で
それは、
軽く100年以上、各家庭で長く大切に受け継がれていた証でもある。




IMG_2077.JPG



先日、この器を手に取ったある紳士が、独り言のように呟いていた。
「パン・ド・カンパーニュを載せたい。
グリルした大きなチキン、川魚の塩焼き、刺身もいいな…」

和洋さまざまな料理名が飛び出すたびに
私の頭の中はそれを載せた姿が次々に浮かび上がり、
自然と心が浮きたつのを感じた。


残念ながら紳士と私の妄想は、
後ろからやってきた奥様の
「オーバル皿は立てかけて収納しにくいのよ」の声で泡と消え、
紳士宅には別の四角いプレートが選ばれていったのだけど、
あれ以来、料理を載せたこの皿の
誇らしげな姿が脳裏を離れないでいる。




ソロソロ連レテ帰ロカナ。



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さえずるオブジェたち / at Kica



今宵もKicaの片隅で

耳を澄ませば聴こえてくる、

古い古いオブジェたちのさえずり






ー「わたしは、
1770年12月17日前後
神聖ローマ帝国領の某地に生を受けた
とある芸術家であるが」






「時に叶った言葉は、銀にも等しい。
 だが
 時に叶った沈黙は、純金だ。
 汝、純金を学ぶとき」ー








ー「…ふふ。なにを言うとる若造が」





「わたしは
 1756年1月27日、つまり汝より時早くして
 同じく神聖ローマ帝国領の某地(現オーストリア)に誕生した
 とある芸術家であるが」



「夢を見るから

 人生は輝く。

 他人の賞賛や非難など、気に留めなくてよいではないか。
 ただ自分の感じるままに 行動すれば、それでよいのだ」ー










Ludwig van Beethoven/ベートーベン        Wolfgang Amadeus Mozart/モーツァルト





店主がいま
もっとも心惹かれるアイテム、
フィギュア(立体造形物)は、
特にそのさえずりが気になる存在。

なかでも偉人と呼ばれた人々のそれ、
彼らが残した名言を調べてから
まじまじと愛でてみるのもご一興。

時に
先人の言葉は
はっとするほど
自分の気持のすぐそばにあって
まるで一筋の光のように
心にすーっと響いてきます。


願わくば。
ここに居る、さまざまな
オブジェたちのさえずりが
いつか貴方の心に届き、
勇気や安らぎの源になりますよう。





※.ちなみに…バッハもいます。


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雑貨屋店主の「これお買いあげ」vol.16


ロンドンから数百キロ離れたカントリーサイドのマイナーフェアや
片田舎の薄暗いアンティークセンター、
はたまた都会の片隅にひっそり佇む古いショップなど、
思いがけないタイミングで
驚くようなアイテムに出逢うことがあります。

それらは静かに、
でも
圧倒的な存在感で
私に話しかけてきます。

「ここにいるよ!」

そうなると
私はもう
彼らを素通りすることなど
できなくなってしまいます。


たとえば、これ。


ホームプライド ケーキ缶



HOMEPRIDE社のcake bin。

厚手のブリキでつくられたハーフサイズのケーキ缶は、
雑誌や洋書でもたびたび紹介されるアイテムですが、
実際にこの目で見るのは今回が初めて。


「cake bin?」
「HOMEPRIDE?」
「Pride-O-Home?」

そんな方のために
ちょっとマジメにアイテムのお話。


まず「cake bin(ケーキビン)」とは、ケーキ専用保存容器のこと。

日本ではなじみの薄いアイテムですが、
ケーキやビスケットを家庭でつくるのが当たり前だった欧米で、
それらを保存するための容器はキッチンに欠かせないアイテムでした。


写真のような角形のcake binに保存されるのは
デリケートなスポンジ系のそれではなく、
何個も重ねられる素朴なパウンドタイプ。

たくさんのドライフルーツを混ぜ込んだケーキを
さらに美味しく熟成させるために
専用シートで包んで保存していたのだとか。



製造元である「HOMEPRIDE(ホームプライド)」は、
イギリスを代表的する製粉会社(1920年代創業)の名前。
(創業当初はTOMMY HOMEPRIDE MILLSの商標を使用)

同社は、1922~1923年にかけて
社名やスローガン(「Pride-O-Home」)を入れた
アドバタイジングアイテムを数多く製造し、
社名はもちろん、社名と同じ商標名の小麦粉を
広くイギリスの家庭に浸透させることに成功しました。

広告宣伝の役割を担った商品は、
現在では人気の高いコレクターズアイテムとして
世界中のファンを魅了しつづけています
(1960〜1970年代に活躍したオリジナルキャラクター
「Fred/フレッド」は、その代表的存在。
黒い帽子に黒い服、3等身のユーモラスな姿はご存知の方も多いはず)。


さて、このケーキ缶。

淡いグリーンのペイント(クリーム色のものもあります)、
薄く掛けられた白のスパタ(しぶき)模様、
流れるような筆記体の黒いロゴが、
なんともいえずチャーミング。


同じシリーズのflour bin(小麦粉保存容器)はたまに見かけるものの、
ケーキ缶、特に角型のものは製造数がとても少なく、
さらにロゴ下に「pride-o-home」というスローガンが入る
1922年以前につくられたこれは、
そう簡単には出逢えない相当のレアアイテム。


ちなみに、新旧の違いは見た目だけではありません。
持ちあげると、ずっしり重い。
古いものほど厚くて丈夫。
この法則、ホウロウのみならずブリキも然り。


「やっと逢えた!」

喉元まで出かけた声をぐっとこらえ、
高まる鼓動と興奮を悟られないよう
冷静に素早くディーラーと値交渉を始めます。



宝探しのドキドキと
出逢えた時の感動と。

それは、このお仕事の大きな醍醐味。
古いもののすばらしさを
たくさんの方と語り合うのと同じくらい、
店主にとって、
心が踊る瞬間です。



しあわせだなぁ。

いいものに出逢うたびに、
店主はそう実感します。



もちろん。

「稀少」というだけで
ものの価値は量れません。


でも。

古いものに魅了されるきっかけとなった
洋書や写真で見かけたアイテム、
それらに直に触れてみたり、
それらが生まれた時代背景や歴史をちょっぴり垣間みることも
古いものとのおつき合いを
さらに楽しくする方法のひとつなのだと
店主なんぞは思います。



愛を注ぐと
ものは
いろんなことを語ります。
いろんな ものがたり が 生まれます。


このキズも あのキズも。
愛された故の勲章。
古い古いものがたりのひとつ。


これから
はじまる、
あなたと
ものとの
あたらしい
ものがたり。

私が知っている
ささやかなものがたりを
こうしてお伝えすることで
あなたと
古いものをつなぐ
橋渡しができたなら。
それはとてもしあわせなこと。

そんな気持ちから、
4月からオンラインストアを始めます。

詳細はまた改めて。

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