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語るもの→ もの語り、物語→ その架け橋。
 

写真 2.JPG


とある春の日。


今にも泣き出しそうな空のもと、
行き場をなくした彼女は
此処へやってきたのでした。


「まるでカフェみたい」
スタッフやお客さまにそう言われて
(というかカフェなんです、ウチ…)、


最初は所在なさげだった彼女が
だんだん誇らしげに見えてきて、
いつのまにかKicaカフェの中で
無くては困る存在になっていく様を
親のような気持ちで見ていました。


みんなが大好きだった
大きなパインのカウンター、


本日、晴れてお嫁入り。


新しい居場所で彼女は
アイランドキッチンの流し台として
生まれ変わります。


新しい持ち主に自信を持ってお勧めできるのは、
実際にまいにち使って
彼女の素晴らしさを身をもって知ったから。


「売り物を使いながら売るなんて」と
驚く方もいらっしゃいますが、
椅子やテーブル、チェストなどKicaに並んだ商品の多くを
大切に使わせていただきながら私たちは販売しています。


使い込まれることで魅力を失ってしまうのではなく
使い込まれてこそ味わいや愛着が増すものを。


人から人へ、
場から場へ、
時に海をわたり
時代も飛び超えて。


時を刻んだものと誰かをつなぐ
架け橋みたいな場でありたいと、
トラックに積まれた彼女を見送りながら
改めてそう思うのでした。



| Posted by kica2001 | I think! | comments(0) | trackbacks(0) |













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