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幸福な休日の過ごし方



「カニ食べたい!」

東京から帰ったその夜、
ふいにそう思いたち、
夜中にネットで宿を予約。
朝になるのを待って
私は再び旅に出た。


この年末年始は、人生の中で一番働いた。
大晦日も元日も催事の準備に明け暮れた。
催事の間も催事後も息継ぎする暇もなく。
うん、われながら本当によくがんばった!
だから、この旅は自分へのご褒美なのダ。

愛車をビュンビュンかっ飛ばし、
一路京都の北の果て、海沿いの温泉街へ。

空は快晴、気分は最高。
山も川も街も海も、目に入る景色すべてが柔らかで穏やかで優しい。
これ以上のカニ日和なんて、ありえない。

「♪明日もオフ、オフ、オフコース♪ あさってだって、もちろんオフ♪」
「♪そうだよ もちろん オフコース♪ 愉快で素敵な旅のはじまり〜♪」
ミュージカル仕立てのディズニー映画の如く
木々や民家や鳥達が陽気に交互に唄いながら
通り過ぎる私達を歓迎してくれているように見える。
いささか脳天気、でも仕方ない。
だって今年に入って正真正銘、初のオフなのだ!

お土産屋の軒先にたくさんの魚介類が干してある。
町並みが徐々に風情ある温泉街のそれに変わっていくと目的地はすぐそこ。

クルマを停めて息をのむ。海だ。
それ以上でもそれ以下でもない。広くて大きい海だ。
たくさんのサーファーたちが無数の波の中で、
浮かんだり沈んだりを繰り返している。
砂浜に打ち寄せられたフグを発見し、しばし興奮。
打ち寄せる波は透明で、意外なほどに奇麗だった。


海宿
料理2海2
焼きガニあわび


街をのんびり探索しながら晩ご飯まで待ちきれず、
小さな鮮魚店でアワビを刺身にしてもらった。
てきぱきとそれを捌く主人の傍らで、
おじいさんがストーブにあたりながら魚を串にさしている。
時々やってくる旅行客と楽しそうに言葉を交わす。
軒先では、お嫁さんが大きな釜を洗っていた。
翌朝にはあの釜でたくさんのカニを茹でるのだろう。
宿へと続く狭い路地の間から、ピアノの音が聞こえていた。

いろいろな街で
いろいろな人が
いろいろな仕事に携わりながら
いっしょうけんめい生きている。

ずいぶん西に傾いた太陽が、
水をたくさん含んだ砂浜をキラキラと照らしていた。
街の名前になったこの景色をたっぷり目に焼きつけて
またしばらくの間、がんばろう。
疲れたら、何度でも
またここに来ればいいのだ。


| Posted by kica2001 | life | comments(0) | trackbacks(0) |













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