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朝がえり



朝帰り



午前5:25。

生まれたばかりの空を見上げる。
はじまったばかりの一日を思う。
終わらない、長い夜を振り返る。

人気のない
早朝の大都会を
一人、笑いながら歩く。

久しぶりの再会。
昔の仲間はやっぱり最高だった。
いまは海外や地方に散らばって、
それぞれに責任ある職務に就き、
なかなか会うことができなくなったが、
誰も少しも変わってはいない。
昔のように、おいしいものを奪い合うように食べて、
昔のように,狂ったように飲みまくり、
昔のように、よく通ったクラブに行って、
思い思いに思いっきり
馬鹿騒ぎして朝を迎える。

「愛すべき糞下司野郎たち」
仲間の一人がそう言うと
誰かが「ナニソレ? 最近の流行語?」と返す。
こうして糞下司で夢と希望に満ちた会話は
幾度となくやってくる笑いの渦とともに
尽きることなく夜を彩る。

年齢もばらばら。
生きる世界や環境も大きく変わった。
でも、仲間達は皆、
信じられないほどのパワーと才能を
枯らすことなく放っていた。
溢れんばかりの夢と希望、そして愛と美貌に満ちていた。
全員が全員を認めあい、尊敬しあい、
護りあい、刺激されて高めあう。
だから、きっとずっと
世界のどこにいても
つながっている、
最高の仲間。

毎度のことだが、酔うといろんなものをなくす私は
この日も、持ち物一式を入れたロッカーの鍵をなくした。
仕方なく手ぶらのまま、店の閉店時間を待つ。

朝日が差し込む店の前で、
閉店とともに閉め出された
たくさんの外国人や若者達がたむろしている。

まるで
行き場をなくした羊のように。
眠りから突然醒めた子供のように。

楽しかった宴を惜しむ者。
不完全燃焼の気持ちの行き場を探す者。

人間は変わっても、その光景は昔のそれと
なにひとつ変わってはいない。

そんな彼らを横目に
ロッカーをあけてもらい、
無事に荷物を受け取って、
ついでに友人が落とした携帯と上着を奇跡的に入手して
もう既に眠りについているであろう友人に届けるために、
早朝の街をてくてく歩く。


朝がえり。
ふだんは
罪悪感と反省と後悔で満たされるのがお決まりだけど、
今日のそれはいつもと違う。

充電、完了。


朝日が高層ビルを黄色く照らしはじめる。

一睡もしていないけど
気分はいい。

たちどまって深呼吸。
冷たい空気が
まだ覚醒しきれない
脳と内臓に心地よく浸透する。



変わること。
変わらないこと。

人生には、どちらもとても大切で
その両方を必要とされることもある。

「そろそろ落ち着きなさい」とか。
「年齢的におかしいよ」とか。
時に人はそう言うけれど、
おばあちゃんになっても、たとえ誰かが笑っても、
「ミニスカートでクラブ遊び」でいいと思う。
むしろそんな未来にワクワクする。

年齢や人の目を気にしていたら、
夢なんて二度と手に入らない。

そこにパワーの源があるならば
世界の果てでも駆けつける。

「Enjoy own life!」
仲間達はいつも最高の方法で
それを私に教えてくれる。


さあ。
今日もKicaの長い一日がはじまる。

宴のつづきは
またいつか
逢う
その日まで。

Dear splendid friends.
Thanks for fun night!


クラブ
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